“ 暮らし手記 ”essay

日本家屋に北欧家具を。

posted:2023.07.05

今日は、灯建築舎のしつらえについてのお話です。

こじんまりとした日本家屋が、印象的な灯建築舎。
足を踏みいれれば、おだやかな空気をまとった北欧家具たちが室内を彩ります。

実は、日本家屋と北欧家具はとても相性がいいんです。どんなに日々になじんでも飽きることがなく、使われてこそ輝きを増していく姿は、双方に通ずるものがあります。

真新しい美しさを通り過ぎても、あたたかな温もりが灯り続けるように。長く使い続けることを前提としたものづくりは、細やかな感性と実直な技術があってこそ。その根にあるのは、使い手へのやさしさなのかもしれません。

一方、便利なものたちに助けられることもたくさんあります。それでも、そういったものばかりが発展し、やさしいものが減っていくことは悲しいこと。それは、どんなものも同じです。

日々の暮らしにこそ、やさしさが必要です。
長く使うものこそ、やさしさを感じるものを選んでみる。不思議と、そこには使い勝手の良さも寄り添うのです。

きっと、日本家屋と北欧家具の親和性は、暮らしを愛おしむ心。異なるものでも、やさしさを感じたもの同士を掛け合わせてみる。もしかしたら新しくも心地良い、自分らしい空間が生まれるかもしれません。