“ 設計の作法 ”design rules
理想の家をつくるために
家は買っていただくものというより、
お施主さんと一緒になって
作っていくもの…。
灯建築舎にとっては、そう考えるのが、
とても自然なことのように思えます。
例えるなら、
既製品の服に体を合わせるのではなく、
自分の体にあったオーダーメイドの服を
仕立てるような感覚です。
それは、お施主さんの想いや要望を
細かく丁寧に聞き、
そのお施主さんのためだけに
設計・施工をするということ。
そうして初めて、
お施主さんの暮らしに合った、
住んだ後のギャップも少ない、
理想の家を建てることが
できるのではないでしょうか。
planning : 01
敷地を読む
プランをつくる上で
最初の手がかりは敷地にあります。
その土地の自然や気候、風土、暮らしぶりに寄り添う
「住まい」をつくるためには、
設計士が自らその敷地に立ち
形や広さ、向き、土地の成り立ちや視界
町並みや周辺環境
陽あたりや風の抜け方など
さまざまな条件を整理して分析しながら
その土地のもつ魅力でもある「地味」を読み取ります。
それぞれの敷地の「地味」を読み取ることで
建物の構造的にも無理がない
暮らしに寄り添うここちよさを
その敷地に現してゆくことができます。
planning : 02
気象を読む
敷地の特性を読み取ることと同時に
家族の暮らしぶりを読み取ることも
プランニングには欠かせません。
家族にとって必要なこと
新しい家では、どんな暮らしをしたいのか。
生活の中で不便に思っていることや
解消したいこと。
大きな夢から
日常の細々とした事柄まで
これからどう暮らしたいのかを
お尋ねする「設計ノート」に
住まい手自身に具体的に記入していただき
相互の細かいやりとりを通して
何を優先するかを決めながら
暮らしへの想いをカタチにしてゆきます。
planning : 03
暮らしを読む
敷地の特性を読み取ることと同時に
家族の暮らしぶりを読み取ることも
プランニングには欠かせません。
家族にとって必要なこと
新しい家では、どんな暮らしをしたいのか。
生活の中で不便に思っていることや
解消したいこと。
大きな夢から
日常の細々とした事柄まで
これからどう暮らしたいのかを
お尋ねする「設計ノート」に
住まい手自身に具体的に記入していただき
相互の細かいやりとりを通して
何を優先するかを決めながら
暮らしへの想いをカタチにしてゆきます。
planning : 04
自然の力を読む(パッシブ)
自然エネルギーを最大限に生かして
気持ちのいい自然の中に居るような
本質的なここちよさを生み出す設計手法を
「パッシブデザイン」といいます。
季節を通じて
太陽の光の恩恵を受け取り
窓からは爽やかな風が住まいの隅々に通り抜け
寒い冬の夜は昼間の太陽の熱を
家の中に取り込んで暖かく過ごし
夏の暑い日でもなるべくエアコンに頼らずに暮らす。
そのためには、住まいで受け取ることのできる
太陽エネルギーや風
熱や温度などについて良く知ることが大切です。
そして建物そのものが
こうした自然エネルギーをうまく調整して
ここちよさを生み出す仕組みになっていなければ
なりません。
パッシブデザインは地球や人にやさしいだけでなく
本来の省エネルギー技術でもあるのです。
planning : 05
庭を創る
どんなに狭い敷地でも
水と光と土があれば庭になります。
家の中からの眺め、外からの眺め
見る庭、歩く庭。
緑の美しさ、花の香り
水の清らかさや涼しげな音色。
敷地の中でそれぞれの場所に
繰り返される日常の楽しみを見つけだし
建物とも調和した季節の移ろいを感じさせる庭は
日々の暮らしに安らぎを与えてくれます。
灯建築舎では、広い敷地の庭園計画から
植栽計画、キッチンガーデン
そして住まい手が自らつくる庭まで
暮らしをより豊かにするための
ご提案やアドバイスをさせていただきます。
planning : 06
アフターフォロー
私たちの住まいづくりは
建てて終わりではありません。
むしろ建ててからがはじまりです。
暮らしには、時間の経過とともに家族が増えたり
子供が巣立ったりなどの変化があります。
その変化に対応できる
柔軟性や可変性を備えた住まいをつくる一方で
住まい手には
年月を重ねながら「家を守っていく」ことを
楽しんでいただきたいとも思います。
そんな住まい手とのつながりを大切にしながら
永く住み続けていただくためのお手伝いも
私たちの仕事です。
部材や設備の交換、屋根や外壁の維持管理、
リフォームの要求にも
しっかりと対応する責任があります。
地域風土に根ざして家を創り、守り続けてゆく。
これも地域と共に生きる
灯建築舎の使命だと考えています。