“ 暮らし手記 ”essay

AKARIDAYORI

posted:2021.04.10

東町の家 新築お披露目会

暖かな日差しに、桜の開花が促される頃
灯建築舎では、東町の家の新築お披露目会を行いました。

今回の新しい住まいは、裏手の川のほとりに大きな桜の木がありました。
公園であそぶ子供達の笑い声を背に、水面に落ちる花びらが弧を描きながら揺れていました。

去年は今までになく、家で過ごす時間が増えた一年でした。

「お家時間」という言葉を、これほど耳にした年はなかったように思います。
そんなめまぐるしい世相の中で、どうしたらお客様がもっと居心地よく過ごせるか。
その想いと向き合った一年でもありました。

スペースの区切り方、家事の動きやすさ
キッチンの高さ、畳とフローリングの配分
子供達を見守れる目線の高さ

一人一人の暮らしに耳を傾けながら、細部を一つずつ再現していくこと
間取りを描いていく作業は、家族の未来を描く作業なのだと思います。

そうして、ようやくできあがりました。

玄関をあければ、これからなにかが始まって行く気配が満ちていました。
桜の開花に背中を押されるかのように
未来への期待をおすそ分けしてもらったような一日でした。

ご来場いただきましたお客様
そして、この度ご縁をいただいたお施主様
本当にありがとうございました。

灯建築舎にとってのあたらしい春も始まります。

詳しくは建築実例
東町の家
をご覧ください。